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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2007年12月19日付け

 新年号の企画でブラジル国内にある鳥居の情報を呼びかけたところ、あちこちから連絡があった。形も古さも大きさも各地それぞれ。それにしても、色々な所にあるものだ、と改めて思う。
 現在計画中のものを含め、鳥居だけでなく、これだけ日本庭園、日本人の名のついた通りのある国が世界のどこにあるだろうか。ブラジル社会の寛容さというだけでなく、各地の日系人が行政の信用を得ているからこそ、これだけ多くの町で百周年を祝う機運が盛り上がっているのだろう。
 そんな日系社会、ブラジル社会の姿勢に日本側はどう応えるだろうか。
 百周年・交流年の開始まであと十日。〇八年の後も日伯関係は続いていく。そこに日系社会はどのように位置付けられていくのか、この機会に改めて考えられてもいいと思う。「日系人は宝」というような言葉だけではなく。     (ま)

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