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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2008年1月23日付け

 年末年始にかけて、ブラジルに移住した知人の消息を尋ねる問い合わせを続けて受けた。
 メールを通じて、または「訪日先で頼まれた」といったものなど、聞かれる形は色々。学校時代の同級生や、移住後一度も連絡のない親族の情報を求めるものもある。
 戦後移住者も多くは渡伯半世紀。亡くなった人もいる。以前、故人となった尋ね先の家族に「全く興味はない」と電話を切られたことがある。県人会等でも情報がなく、「あきらめる」と聞くのはやはり寂しい。一方、子孫同士で連絡がついたこともあった。
 百周年を機に、日本のメディアで移民や日系社会に関する記事が掲載され始めている。こうした情報に触れた人から、今後、かつての知人の消息を尋ねる問い合わせも増えてくるかもしれない。
 この一年をきっかけに、思いもかけぬ再会は生まれるだろうか。(ま)

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