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亀井三省堂社長に礼状=ブラジル各地への寄贈に感謝

ニッケイ新聞 2008年2月13日付け

 日本移民百周年記念行事の一環として、日本の大手書籍販売業の株式会社三省堂書店(亀井忠雄代表取締役社長)から昨年十二月、日本語書籍約千五百冊が文協図書館やブラジル各地の十一の図書館に寄贈されたことについて、ブラジル側の協力者の旧(株)ブラジル日本リーズの小松幹彦取締役社長が一月二十一日、同書店本社(東京神保町)を訪れ、亀井社長ら日本側の協力者に、各日系団体からの礼状と土産品を手渡した。小松社長によれば、亀井社長は「日系社会の方々に喜んでもらえてよかった」と笑顔で話した。
 この寄贈は一昨年に同書店が創業百二十五周年を迎えたのを記念して実施。文協が蔵書の一新を計画したことに、亀井社長らが協力を申し出たのがきっかけで実現した。
 プロジェクト実現に、ブラジル側は小松社長、JICAシニアボランティアとして文協図書館に勤務する山本自子さん、ニッケイ新聞社の高木ラウル社長、日本側ではビジネスコンサルティング翡翠(ヒスイ)社の岡本弘昭代表が発起人として協力した。
 寄贈された約一千五百冊のうち、約九百五十冊は文協の図書館へ。残りは約五十冊ずつを一つに梱包して地方十ヵ所の図書館に送られた。

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