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日本の高レベル見せつける=デンソー女子ソフトチーム来伯=友好、8つ親善試合

ニッケイ新聞 2008年2月23日付け

 ブラジル野球ソフトボール連盟(大塚ジョルジ会長)の百周年記念イベントの一つで、デンソー女子ソフトボールチーム(望月孝雄監督)が三日に来伯、十八日までイビウーナで合宿を行った。九、十日はクリチーバで、十六、十七日は聖市ボン・レチーロ球場でブラジル代表の二チーム(ヴェルデ、アマレーロ)と合計八試合戦い、日本のレベルの高さをまざまざと見せつけた。また、デンソーにはアチバイア出身の染谷美佳投手(24、二世)が所属していて、観客から大きな拍手を受けていた。
 デンソーからは二十六人(選手二十人)が来伯し、イビウーナのヤクルトアカデミーで合宿を行った。毎年、この時期は日本国内の暖かいところで合宿を行うのだが、今年は移民百周年ということもあり、文化交流の一環としてブラジルで合宿することになった。
 十六日午前九時から聖市ボン・レチーロ球場でオープニングセレモニーが行われた。選手入場、日伯両国歌斉唱の後、大塚会長、神谷牛太郎聖市議員、吉岡黎明百周年協会文化委員長、河北恵デンソー総務、聖市アウリア・シルバ・スポーツ局長代理のネルソン・ジウ聖市議員らがそれぞれあいさつを述べた。聖市市議会からデンソーに記念品が贈られた。
 球場には三百人ほどが観戦に訪れた。第一試合は、デンソー対ヴェルデ。先攻のデンソーは初回に主将の東美幸左翼手のヒットで先制。デンソーの先発投手は北京オリンピックの代表候補に名を連ねている染谷投手。主審のストライクゾーンに悩まされながらも無失点で立ち上がった。四球などでランナーを出し苦しい投球を続けながらも、五回を無失点に抑える上々の結果を残した。
 一方、攻撃陣は着実に点数を重ねていった。長打こそなかったが、小刻みに短打を重ねていった。六回には集中打を浴びせ一挙に五点を取り、勝ちを引き寄せた。
 ヴェルデはリオで行われたパンアメリカン大会に出場した選手たちが中心で、二年前からチームを結成していた。染谷投手の妹、染谷レジーナ・チエさん(17、二世)も同チームで投手として出場していて、途中でマウンドに上がり、姉妹対決を披露した。
 望月監督は「ヤクルトアカデミーで練習できたのが良かった。突然の雷雨などで大変だったが、室内練習場の施設が良かったので特に問題はなかった」と満足そうに話した。また、「ヴェルデと一緒に練習をしてきたが、彼女たちの素直さ、ひたむきさには勉強させられるものがあった。磨けば光る存在も中にはいた」とブラジルを評価した。
 一方、東主将は「細かいところの違いがあるが、日伯のレベルはほとんど変わらない」と印象を語った。「ただ、私たちは給料を貰って練習しているのでレベルが違って当然」と環境の違いを指摘した。「練習量は違うけれど、学ぶことが多かった。今回の合宿、経験を生かして今年は優勝を目指していきたい」と力強く宣言した。
      ◎
 対戦成績は次の通り(デ=デンソー、ア=ブラジル代表アマレーロ、ヴェ=ブラジル代表ヴェルデ)。
 【九日、クリチーバ】デ×ア=一〇×三、デ×ヴェ=三×〇【十日、クリチーバ】ア×デ=〇×四、ヴェ×デ=〇×六【十六日、ボン・レチーロ】デ×ヴェ=九×〇、デ×ア=八×一【十七日、ボン・レチーロ】デ×ア=一×一、デ×ヴェ=九×〇。

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