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A・サンタ・バルバラ=〃湯の町〃100周年事業充実=バレエ鑑賞や森づくり

ニッケイ新聞 2008年3月29日付け

 サンパウロ市から二百八十キロ、湯の町として知られるアグアス・デ・サンタ・バルバラ市は、日本移民百周年と市制百三十五周年を記念して、四月十八日午後八時から、市の野外ステージ(コンシャ・アクスチカ)で、弓場バレエ団による記念公演をおこなう。
 親日家のカルロス・アルベルト・デ・カルバリョ市長が音頭。翌十九日午後六時からは、サンパウロ市の玉井須美子日本舞踏教室の生徒ら四十人と、鳥取県人会のかさ踊りグループ四十五人が「日本舞踏の夕べ」と題して踊りを披露する。入場無料。来場者もいっしょに踊れるようなイベントという。
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 現在、同市の日系人有志らが中心となって、市所有の四千平米の土地に、桜を中心にイッペー、クワレズメーラなど、花の咲く樹木の苗木、百本を植樹する計画を進めている。植樹後は歩道を整備して公園にする。
 植樹委員会を結成し、公園を「ハーモニーの森」と命名。市長の好意で、整地から管理、垣根まで市が引き受ける。六月二十七日の開園を目指している。
 委員会は、市民の憩いの場となるような森造りに向けて励んでいる。
 同市の人口は約六千人。日系家族は三十から四十家族ほどという。

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