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日本語センター=谷広海理事長を再選=「本邦研修の継続を」

ニッケイ新聞 2008年4月3日付け

 ブラジル日本語センターの定期総会が三月二十九日午後、聖市内の同センターで行われ、谷広海理事長が再選された。「速成塾でまだやり残していることがある。昨年は三十人の生徒しか集まらなかったが、今年は三百人を目標にする。パラグアイ、アルゼンチンなど南米に広げたいので、もう二年がんばる」などと抱負を語った。
 遠くはパラー州都でコレジオ・ノーボ・ムンドを経営するベレン日系協会の諸石輝雄理事、ブラジリア日本語普及会の三分一貴美子理事長、南麻州ドウラードスモデル校代表の小森美佐子さん、聖州のノロエステ日本語普及会の白石一資会長ら約五十人が出席した。
 斉藤良美理事が〇七年事業報告をし、田中栄一理事が同会計報告をした。収支は一般会計が一〇一万八七八四レアルで、前年度より約四万四〇〇〇レアル減。速成塾への寄付金約三七万レアルが今年度から増えたため、連結では一四二万五二〇七レアルとなり、〇六年より三四%増。
 一般会計の収入が減額した主な理由は、JICAからの助成金が毎年大幅減額されており、レアル高が追い打ちをかけているため。同助成金は〇六年に約四三万レアル、〇七年は約三〇万レアル、〇八年は約二六万レアルしかない。
 国際交流基金に至っては〇六年は約一万レアル、〇七年は三〇〇〇レアル、〇八年はゼロで計上。日本政府からの日系社会向け日本語教育支援は、はなはだ心細い状況といえる。
 田中理事は「先生方のボランティア活動など、縁の下の力持ちの支援があればこそ黒字で繰り越せた」と説明、拍手で承認された。
 青木敏枝理事から〇八年事業計画、板垣勝秀副理事長から同予算案が紹介され、共に承認された。
 質疑応答では、教師会の会計、第一回ふれあい日本の旅の収支報告などについて質問が出され、谷理事長は「来年からは、両方が独立した形で分かるような資料を添付する」と応じた。
 その後、〇八~一〇年度役員選挙となり、佐藤吉洸選挙管理委員長の代理で、小松雹玄委員が司会し、単一シャッパが信任された。
 最後に、JICAが廃止を検討している日本語教師本邦研修に関して、谷理事長から、継続を訴える運動を続ける提案があり、全員が大きな拍手で賛同の決議をした。
 新役員は以下の通り。【理事会】理事長=谷広海▼副理事長=高橋正剛、板垣勝秀、日下野良武、佐藤吉洸▼書記=諸川有朋▼会計=田中栄一【評議員会】会長=矢野敬崇▼副会長=坂和三郎、栗原章子▼書記=栗崎邦彦、小松雹玄【監査役会】正監査役=石田光正、鈴木寿、馬場康二(敬称略)

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