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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2008年4月11日付け

 どうなることかと懸念されていた百周年祭の「日本文化週間」。
 昨年八月に同週間のコーディネーターとなった高橋ジョー氏(交流基金部長)が五百七十万レアルの事業費や詳細な企画を明らかにした。ルアネー法の審査・結果は、来週なかば。
 高橋氏は会見のなかでテーマを「〃日系〃文化の継承」と発表した。
 確かに同週間に日本から参加する芸能団体は、大衆演劇「響ファミリー」のみ。他は「コロニア芸能祭」などでお馴染みの芸達者たちだ。
 日本食がブラジル化してしまうように、これらの芸は、コロニアで醸成された、との位置付けだ。むしろ、〃日本〃文化の方は、交流基金の仕事だろう。
 日本から来た人は、これらの変容に異を唱える。しかし、この文化週間をどう見るか、で捉え方が全く変わることを強調してもいい。 (剛)

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