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二〇〇八年春の叙勲=ブラジルから5邦人が受章=ロンドリーナの沼田さんも

ニッケイ新聞 2008年4月30日付け

 日本政府は二十九日、二〇〇八年(平成二十年)春の叙勲受章者を発表した。ブラジル国内からは今回、在ブラジル日本国大使館、クリチーバ、マナウス、リオ各総領事館管内から五人が受章した。
 【在クリチーバ総領事館】旭日双光章を受章した沼田信一氏(北海道、90)は一九三三年七月に聖州セッテ・バラス植民地に入植。翌年五月にパラナ州ロンドリーナ市郊外に移り、現在まで農業を続けている。九四年十二月にはロンドリーナ市名誉市民章を、九五年十一月には日本国外務大臣表彰をそれぞれ受章している。
 パラナ州内七十四団体からなるパラナ日伯文化連合会で各種事業に関わり、移民七十、八十、九十周年祭典全体の成功に貢献。記念事業の建設にも寄与した。同連合会教育部長として州内の日本語教育の発展に貢献。ロンドリーナ中央ルビアセア日伯文化協会、養護施設「パラナ老人福祉和順会」の発足にも寄与し、七七年から現在まで顧問として会運営に尽力している。
 「私みたいな人が受章できるなんて思わなかった。パラナ日伯文化連合会に推薦していただいて、今回の受章に繋がった。本当に嬉しかった」と喜びの声を寄せた。
 【在ブラジル日本国大使館】旭日双光章を受章した松永行雄さん(ブラジリア日伯文化協会元会長、81、東京都)は「数年前から連合会が推薦してくれていたと聞いている。今回受章に繋がって本当に嬉しい」と興奮しながら話した。
 七団体からなるブラジル中西部日伯協会連合会が推薦。プロミッソン生まれで二重国籍を持つ松永さんは五七年まで聖州各地で農業に従事。五八年にブラジリアへ移り、兄弟とともにバス会社「ビアソン・ピオネーラ」を設立。一方で、ブラジリアの日系団体の会長等を歴任し、日系団体の発展に寄与した。
 【在マナウス総領事館】亀崎満義氏(74、長崎)は旭日単光章を受章。エフィジェニオ・サーレス農業協同組合組合長を務める傍ら、同自治会副会長、西部アマゾン日伯協会財務理事も兼任。アマゾナス日系商工会議所副会頭も務め、在留邦人の福祉功労、マナウスの日系団体の発展、同地の農業発展に寄与した。
 亀崎さんは「先輩から引き継いで今まで活動を続けてきた。そのことが評価されて受章するのは、本当に名誉なことでありがたい」と喜びを表した。
 このほか、在リオ・デ・ジャネイロ総領事館管内では、元リオ州日伯文化体育連盟副理事の津守眞氏(72)が在留邦人の福祉功労により旭日単光章を、元在マナウス日本国総領事の中村裕氏(73、長崎)が外交領事事務功労により瑞宝小綬章を受章した。

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