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企業・個人の「厚意」を披露=希望の家、設備充実

ニッケイ新聞 2008年7月16日付け

 知的障害児施設、希望の家福祉協会(木多喜八郎理事長)は、十日午前十一時、希望の家事務所に集合、イタクアケセツーバの施設に出かけた。
 協会は、企業や個人に呼びかけたアブラソプロジェクトから寄付金をもらい、ベッドのクッション九十五個を交換。新しい洗濯機、脱水機、乾燥機を新調した。さらに六万レアルをかけて建物をリフォームした。
 洗濯は、毎日八時間おこない、四百キロの洗濯物を洗う。古い洗濯機なども使い一度に五十キロを洗えるようにした。
 午後から演歌歌手の中平マリコさんが参加して、会場の観客と遊戯会『結んで、開いて』を一緒におこなった。中平さんは三千枚のCDを、憩の園、希望の家、こどものその、援協の日系福祉施設四団体に贈呈。一枚二十レアルで売り、各団体に売上の収益金を分ける。中平さんは「ブラジルでの活動を続けていきたい」と意気込みを表した。
 上村ジャイロ副会長は「この施設を作った当時のことを忘れずに、守っていき、新しいことを取り入れるようにしていく」と語った。

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