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8月3日=NYから異色の奏者たち=楽しそうドミンゴ・コンサート

ニッケイ新聞 2008年7月19日付け

 文協音楽委員会は、八月三日午前十一時から、第三十九回ドミンゴ・コンサートを文協ビル大講堂で開催する。
 案内に来社した本田ジュリア音楽委員会委員長、羽田宗義同副委員長、太刀ミリアンさんによると、今回はニューヨークから、井上室内合奏団・ICEニューヨークの、フルート演奏者ウラ・スオッコさん、オーボエの佐藤アーサーさん、ピアノ及びICE音楽藍督、井上カズコさんを迎える。
 プログラムは移民百周年を記念して、日本の竹取物語をイメージして作ったランダルシュナイダー作曲、幻想曲「カグヤ姫」の初の音と映像による演奏、他にウィリアム・グランド・ステルの「Miniaturas」、フランシス・プーランクの「sonata」エミー岩住編曲、日本の愛唱歌による四季「さくらさくら、蛍、村祭り、いろり」など。
 ウラさんは、祖国フィンランドに加え、アメリカ、プエルト・リコ、インドネシア、メキシコ、スウエーデン、カナダ、ドイツ、日本、ウヅベキスタン、そしてモンゴルで活動していて、コンサートの女神として際立った存在である。
 佐藤さんは日系アメリカ三世で、十八歳のときに、オレゴン交響楽団とリヒャルト・シュトラウス作曲のオーボエと室内樂の協奏曲で独奏者としてデビュー。
 井上さんは、二百回以上の国際演奏会を行い、その中には東京より関西まで九県で二十八回の演奏会が含まれている。
 入場は無料だが、保存できる食品一キロを持参してほしい、と呼びかけている。これは文協の名称、文化福祉協会に沿った事業を進めるための一環。

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