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ニッケイ新聞 2008年8月1日付け

 「第十八回日系国際親善スポーツ大会」は、ブラジルでは十年前の移民九十周年を記念して行われて以来、実に十年ぶり。前回は多くの観客が詰め掛け、大盛り上がりを見せたようだったが、今回の開会式には、僅か五十人ほどとかなり寂しい観客の数だった。時代の流れとともに、関心を持つ人が少なくなっているのだろうか。
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 日系国際親善スポーツ大会には、約五百人が参加した。ブラジルを含め、六カ国から日系人が一堂に会するのは珍しい。しかし、一番の驚きは、話をしている言葉に耳を傾けると流暢な日本語を喋っている人もちらほらいたこと。参加者たちの共通語は西語やポ語だが、日本語でも充分意思の疎通はできるのは日系人ならではか。
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 モジ市出身で日本で活躍する日系三世の歌手で女優のマルシアさん(39、本名=西枝一枝)が十年ぶりに歌手に復帰し、ブラジル凱旋ツアーを考えているとスポーツ報知七月二十九日付けが報じた。八九年、デビュー曲「ふりむけばヨコハマ」では日本レコード大賞最優秀新人賞も獲得し、紅白歌合戦にも出場するなどコロニア出身の歌手としては最も出世した一人。だが、ここ十年ぐらいはミュージカルなどの女優業が中心だった。同紙に寄せたコメントでは、「やっぱりブラジルにちゃんと戻って私が頑張っていることを報告したい」と凱旋ツアーも考えているよう。

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