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百周年早慶戦はじまる=投打で伯代表を圧倒

ニッケイ新聞 2008年8月12日付け

 百周年を記念した早慶戦が九日にプレジデンテ・プルデンテ農村文化体育協会(ACAE)、十日にマリンガ文化体育協会(ACEMA)のグラウンドで行なわれ、早慶戦と、両大学とブラジル代表がそれぞれ対戦した。雨模様にも関わらずプルデンテでは約千五百人、マリンガでは約二千人の熱心なファンが駆けつけ、大きな盛り上がりを見せた。
 早稲田、慶應両チームは、着伯間もないコンディションの中、投打においてブラジル代表を上回った。結果は早稲田が三勝、慶應一勝二敗、ブラジル代表が二敗だった。
 両方の試合を観戦した、沢里オリビオ・ブラジル野球連盟副会長は「日本の選手たちは投手陣が素晴らしかった。ブラジルの人たちはなかなか打てなかった」と試合を振り返った。
 試合結果は以下の通り。【九日】早稲田×慶應=六×〇、早稲田×ブラジル代表=二×〇、【十日】早稲田×慶應=六×三、慶應×ブラジル代表=二×一。
 今後の日程は以下の通り。十四日=リンス。十六日=イビウナ。十七日=ミエ・ニシ球場(ボン・レチーロ)。

「ラストゲーム 最後の早慶戦」=13日に水曜シネマで

 戦前最後の早慶戦として史実を基に再現された映画「ラストゲーム 最後の早慶戦」が、十三日午後一時から文協水曜シネマ(会場=文協ビル大講堂、サンジョアキン街381)で上映されることが決定した。
 同作品は、一九四三年十月十六日に学徒出陣を控えた学生たちの最後の思い出として、早慶戦が開催されるという史実に基づいた作品。二十三日に日本全国でロードショーが行われる前に、ブラジルで上映される。
 入場料は会員は無料、会員でない人は三レアル。問い合わせは文協(11・3208・1755)

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