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前立腺肥大に効果あり!?=読者が薦めるマッサージ=一日一回、三カ月で快復と=「まず相談を」と専門医

ニッケイ新聞 2008年8月20日付け

 おしっこが出にくい。夜トイレばかり行って寝られない――。八十歳代の八割の男性に症状が見られる前立腺肥大。そんな老化現象に効果があるという独自のマッサージ法を紹介する手紙が先日、聖州ペレイラ・バレット市在住の谷合喬さん(たにあい・たかし、63、二世)から届いた。

 そのマッサージ方法とは、「肛門近くからペニスの中頃までを手でゆっくりとマッサージして何度も繰り返す」というもの。右手と左手で交互に、百を数えるように行うと良いという。
 「尿がだんだん出にくくなって夜もまともに寝られない日々が続いた」と谷合さん。三年ほど前、前立腺が肥大していることに気付き、以前、同市在住の日本人マッサジスタが説明していたマッサージを実践した。
 すると一週間ほどで症状が良くなり、三カ月ほどで完治したそう。前立腺の手術を控えていた親戚の男性も、谷合さんのアドバイスでマッサージを始めたら、症状が快復したという。
 谷合さんによれば、一日一回夜、シャワーを浴びる時に続けた。医者にも行かず、気持ちよく尿がでるようになったのは事実と話し、「同じように困っている人知ってもらえれば」という。
 このマッサージ方法について、援協総合診療所泌尿器科の坂野アキオ医師(44・三世)に尋ねてみた。
 「マッサージによる治療は効果が無いわけではありませんが、それは良い薬がなかった二、三十年前に行われていたもの。現在は一般的ではありません。違和感があったらまず医者に相談してください」とキッパリ。
 前立腺肥大は、高齢の男性に多くみられ、尿道が圧迫されて排尿障害をもたらすことがある。「前立腺は精液をつくるところ。四十歳ぐらいまで前立腺は二十グラムほどですが、年を取るにつれて性ホルモンが失調し、大きくなることがあります。結果、尿道が圧迫されておしっこが出にくくなるわけです」。
 一般的な治療法は薬を飲み続けること。「薬で九割の人が良くなります」と坂野医師。薬が効かない人には手術が必要という。その手術は、腰に麻酔を打ち、尿道から管を通して前立腺を取るが一般的。ちなみに薬の一般的な値段は、一月三十レアルほどと比較的安い。ただ、寝る前に毎日飲み続ける必要がある。
 坂野医師と谷合さんも「前立腺肥大はガンの恐れがありますので医者に相談してください」と話している。

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