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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2008年8月28日付け

 去る二十四日に文協小講堂で行われた「寄席ブラジル公演」。今回の公演のために日本から、落語、紙きり、曲独楽の三人が来伯していた。収容人数二百人のところに約三百人が来場し、会場は人で溢れ返っていた。
 今回の公演は一人二十分の持ち時間で、全体としては約一時間だった。曲独楽は、大小様々な独楽で来場者の目を楽しませ、紙きりは、来場者の要望に応えて、会場内を驚かせていた。最後の落語は、会場を笑いに包み込んでいった。
 来場者も満足した表情を浮かべて会場を後にしていたから、成功裏に終わったように思える。
 しかし、一人一人の時間が短かった。特に落語は一つの話のみで終わってしまい、物足らない感じもした。遠く日本から芸能を披露するために来伯した一行の公演を、たっぷり楽しみたいと思っていた人も多いかもしれない。  (貴)

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