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ブラジリア日本文化展終了=八十山さん「百周年に関われ幸せ」

ニッケイ新聞 2008年10月1日付け

 【既報関連】ブラジリアの連邦貯蓄銀行本社美術館で開かれていた「日本ブラジル交流年・日本文化展」が九月二十二日に終了し、同二十五日、洋画家で同展覧会実行委員長の八十山和代さんから同銀行とブラジリア国立美術館に水墨画が寄贈された。
 二〇〇六年十二月にオープンした同美術館に日本人の作品が寄贈されたのは、今回が初めて。八十山さんから水墨画「陜北山水図1」を寄贈されたワグナー・バルジャ館長は、感謝を表しつつ、「これを機に日本文化をブラジルで益々紹介してゆきたい」と話した。
 また、同展開催中に二回行われた水墨画のワークショップには、現地ブラジル人が三十人ほど参加し、好評を得たようだ。
 展覧会を終え三十日に報告のため来社した八十山さんは、「自分の出生地であり親が大好きだったブラジルで、百周年という年に関われたことにとても幸せを感じている」と充実した表情を浮かべながら感想を述べていた。

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