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香川県人会で金毘羅祭り=讃岐うどんや芸能を堪能

ニッケイ新聞 2008年10月18日付け

 ブラジル香川県人会(菅原パウロ会長)の「金毘羅祭り」が十二日正午ごろから同県人会館で開かれ、約五十人が訪れた。
 同祭りは、一九七六年に当時の県知事が同県人会に金刀比羅宮の金毘羅神社を持ってきたことにより、二年後に母県の文化継承を目的に始められた。
 まず、同会館内の最上階にある神社の前で逢坂和男・南米大神宮宮司が金刀比羅宮大祭をしめやかに執り行なった。
 続いて、会場を移して香川県名物の讃岐うどんを食べながら、婦人部有志による同県の郷土民謡の金刀比羅船々、真咲き音頭などを楽しんだ。
 その他に、同県人会で練習している剣道なども披露された。最後にはビンゴが行われ、大盛況のうちに幕を降ろした。
 祭りを終えて菅原会長は「今回は子供の日とも重なり来場者が少なかった」と残念そうに話しながら「これから若い人たちに金毘羅祭りをどのように伝えていくかが課題」と語った。

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