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ニッケイ新聞 2008年11月5日付け

 日本の山形県天童市で八日、九日の両日開催される第四回世界将棋トーナメント戦大会に、ブラジルから佐藤重隆さん、木谷ジョニーさんが参加。同大会は日本以外の世界三十数カ国の代表者が参加して、日頃の腕が競われる。第二回、第三回大会では、ブラジルからの参加者は、二位、三位と上々の結果を残している。ブラジルは、日本以外の国の中では常に上位に入っているのだとか。
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 ブラジルのお盆「死者の日」に行われるレジストロの灯篭流し。毎年灯篭を流す前に必ず雨が降る。墓前に蝋燭を立てると無風状態になるア・マッシャードの招魂祭とともにコロニア七不思議の一つといっていいだろう。予定されていた鳥取県人会のシャンシャン傘踊りの招待を見合わせるなどゲンを担いだが、今回も土砂降り。今年初めて櫓の上に大型テントを張ったことから、「高いお金払ったんだから、降って良かった」との関係者の声も。
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 日本相撲協会は先月二十七日、九日からはじまる十一月場所の番付を発表した。ブラジル出身力士のうち、友綱部屋の魁聖は幕下東五十枚目。同部屋の魁心(かいしん、魁誠改め)は三段目東三十九枚目。
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 もう一人のブラジル人力士、玉ノ井部屋の孝東(本名=クリスチアーノ・デ・ソウザ、東幕下四十枚目)は九月場所終了後、四年間の力士生活を終え引退した。同部屋力士のホームページに「いままで応援していただきありがとうございました。私は今場所かぎりで引退することになりました。知り合いの方の会社で働きます。これから新しい世界で頑張ります。今までありがとうございました」とメッセージを寄せている。

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