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京藤間流=華やかに新年舞初め=4百人以上が大喝采

ニッケイ新聞 2009年1月27日付け

 【カンピーナス】京藤間流(京藤間勘輝二代目家元、会主)は十八日、カンピーナス日伯文化協会会館で『京藤間流新年舞初め』を華々しく開催。四百人以上が会場に詰めかけ、サンパウロ市の大舞台に勝るとも劣らぬ盛り上がりを見せた。
 新春舞初めに相応しく、二代目勘輝家元の「蓬莱(ほうらい)」で幕開け。気品高く見事な古典舞踊に、会場は静かにうっとりと見入り、大喝采へと変わっていった。
 観客の中には、非日系人の姿も見られ、真剣に見入る様子は日本文化への関心の高さをうかがわせた。
 近年地方都市にも門下生がひろがり、リベイロン・プレット、グァタパラ、ジュンジアイ、インダイアツーバ、アメリカーナなどから約三十人が舞を見せた。
 藤瀬圭子さんの司会でプログラムが進められ、京藤間勘悦子名取の若い門下生らによる歌謡舞踊が若々しく好印象だったようだ。
 会場に足を運んだ小林良俊さん夫婦は、最前列に座り、全プログラムを踊りに合わせ手拍子するなど熱心に満喫。「これだけ豪華な踊りがカンピーナスで見れて、長生きも良いものですね」と満足そう。
 高齢化が進むコロニアで、〃たかが〃百キロ離れたサンパウロ市でも、杖を頼りの年寄りには大儀であり、地元で開催されるのが何よりも嬉しいとの声が多い。
 しかし、地方での開催は実行し難いのが現実で、準備や衣装、装飾、道具などを揃えるなど、簡単ではないようだ。
 それを見事に実行する勘輝家元は、百周年記念曲「海を渡って百周年」の振り付けをしたことでも知られており、小柄な体のどこに力があるのか不思議だ。
 そんな家元に、「細心の気配りで演目を采配し、一つひとつの芸に執着し、鍛錬された腕前には頭が下がる」と子弟一同は話していた。
 フィナーレには勘輝家元が特別に力を入れて指導した「廓八景」大江戸絵巻が名取の京藤間勘美代、勘悦子、勘靖子らを筆頭に披露されて幕を閉じた。(樋口四郎通信員)

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