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浜松のレストラン店主強殺事件=ミナス高裁=被告側が上告手続き開始

ニッケイ新聞 2009年1月29日付け

 【サンタクルス(ボリビア)27日共同】浜松市のレストラン経営者強盗殺人事件をめぐり、二審のミナス・ジェライス州高裁で強盗殺人と放火未遂の罪で禁固三十四年五月の実刑判決を受けた日系ブラジル人、アルバレンガ・ウンベルト・ジョゼ・ハジメ被告(37)が上告手続きを始めた。同州司法当局者が二十七日、明らかにした。
 州高裁は検察側から意見を聴取するなどして上告理由の有無を判断、受理するかどうかを決める。受理されれば、事件は上級裁判所に送られて審理に入る。弁護側は二十三日に上告手続きを開始していた。
 控訴審判決によると、被告は二〇〇五年十一月、浜松市のレストラン経営者の三上要(みかみ・かなめ)さん=当時(57)=を絞殺、売上金約四万円を奪い、直後に出国した。判決では犯行は金銭目的と認定した上で、証拠不十分とする弁護側の主張には「厳正な捜査で得られ、犯罪を立証する上で十分だ」と全面的に退けた。

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