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高速鉄道=入札概要を6月に公表=4月から政府案検討へ

ニッケイ新聞 2009年2月19日付け

 エスタード紙十八日付けによれば、交通省の専務理事パウロ・セルジオ・パッソス氏はカンピーナス―サンパウロ市―リオ間の高速鉄道構想の入札概要を、六月十五日に公表すると発表した。総工費は百十億ドル、三都市の総延長距離は約五百二十キロになる。
 政府は四月二日に同プロジェクト詳細についての検討を開始し、同日に公聴会で市民の意見を聞く。検討内容は、五月五日に連邦会計監査院に送付される見込み。
 同氏によれば、政府の検討内容は参考にすぎず、応札社は一定限度の範囲内で変更が可能。また三市以外にサン・ジョゼ・ドス・カンポス市にも駅建設予定だという。
 さらに高速鉄道は民間によって建設・運営される政府方針に変化がないとした。ジウマ・ロウゼフ官房長官が昨年末に言及したように、この企業は効率的に関連技術の移転が可能な組織となる。
 パッソス氏は、移転される技術を発展させ、ブラジルが将来的に独自の高速鉄道を開発するための一過程と位置付けている。
 このプロジェクトには韓国、日本、独、仏、イタリア、中国の六カ国が関心を示している。
 この建設主体には、政府機関が参加する可能性があることを強調し、「路線が確定した後、詳細が決められる」とのみ発表し、社会経済開発銀行(BNDES)を含めた公営金融機関の融資があると明らかにした。
 この技術が発展すれば、将来的にはサンパウロ市―ベロ・オリゾンテ、サンパウロ市―クリチーバ間の路線建設・連結も視野に入ってくるという。新都市交通や貨物輸送との連携も考えられるとしている。

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