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アラサツーバ=慰安運動会に1千人=晴天に恵まれ、歓声響く

ニッケイ新聞 2009年7月30日付け

 アラサツーバ日伯文化協会(白石一資会長)主催による「第五十三回家族慰安運動会」が二十六日午前八時から、市内のアラサツーバ文化体育協会(ACEA、本田勇会長)の運動場で開かれた。
 前日に続く雨天が懸念されていたが、昼前には晴れ上がり、日本語学校の生徒や父兄、婦人会のメンバーら約千人の歓声が響き渡った。
 白石会長は開会式で「立派な運動会が開けたことを感謝」と関係者らの準備を労った。続いて、本田ACEA会長、ノロエステ日本語普及会に派遣されているJICAシニアボランティアの樋口徹生さん(70、千葉)が挨拶した。
 大会委員長の田中照治さん(74、二世)が開会の宣言。ラジオ体操で体をほぐした参加者らは、玉はこびリレー、徒競走で汗を流し、観客席からは、黄色い声援が飛んでいた。
 地元の竜鳴和太鼓グループによる傘踊り、婦人会の踊りなども来場者の目を楽しませた。
 樋口さんの後任として、今月着伯した山口壽美代さん(61、兵庫)も積極的に競技に参加、「昔懐かしい運動会ですね」と笑顔。
 会場で西島照子さん(75、二世)は、「毎年来ています。孫を見るのが楽しみ」と目を細めていた。

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