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経済危機は脱したか=商議所の業種別シンポ=18日

ニッケイ新聞 2009年8月12日付け

 ブラジル日本商工会議所(田中信会頭)の恒例行事、業種別部会長シンポジウムが十八日午後二時から六時まで、サンパウロ市のソフィテル・ホテル(Rua Sena Madureira, 1355, Vila Mariana)で開かれる。シンポを主催する同総務委員会の近藤正樹委員長と平田藤義事務局長が案内のため来社した。
 十一業種別部会の部会長がそれぞれの業界動向を発表する同シンポ。今回は「二〇〇九年上期の回顧と下期の展望」を共通テーマに実施される。発表は日本語で、ポルトガル語への同時通訳付き。
 今年二月に開かれた上期の同シンポでは、昨年来の世界金融危機による影響に注目が集まった。今回は、各業界が「世界金融・経済危機による底を脱したか」についても触れる。「業種によって差があると思うが、一年近くが経ち、各部会の現状が明確になるのでは」と近藤委員長。
 大部一秋在聖総領事のほか、今回は島内憲駐伯大使が出席し、講評を行う予定。近藤総務委員長らは、昨年の甘利明経済産業大臣来伯以来「日伯の経済関係が変わってきた」とし、さらにデジタルテレビや新幹線方式の売り込みなど、官民連携が緊密になってきている現状を、「かつてなかったこと」と表わす。
 各部会の発表時間は十分で、質疑応答の時間も設けられる。終了後はカクテルパーティー(一人五十レアル)が開かれる。近藤、平田両氏は「聞きどころ満載です。同時通訳もあるので、幅広い参加をお待ちしています」と呼びかけた。
 シンポジウムへの参加は無料。問い合わせは商議所(11・3287・6233)まで。

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