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江差追分と道南口説節コンクール=今年で伯支部設立20周年=23日

ニッケイ新聞 2009年8月15日付け

 江差追分会ブラジル支部(石川諭支部長)は、第二十回江差追分ブラジル大会並びに第九回道南口説節コンクールを二十三日午前九時から宮城県人会館(ファグンデス街152)で開催する。入場無料。
 レジストロから参加する八歳から十五歳のこどもたち十五人をはじめ、ベロ・オリゾンテ、バストス、マリンガ、ロンドリーナなどから約百人が出演。また、今年同支部設立二十周年を迎えることを記念し、江差追分会本部の濱谷一治会長や江差追分チャンピオン、ブラジルチャンピオンらによって江差追分が披露される。
 同大会は、北海道の江差町で行われる第四十七回江差追分全国大会に出場する支部代表者の選出も兼ねている。
 案内に来社した石川支部長は、「江差追分は譜面に沿いながらも、いかに感情を入れて歌えるかがポイント。一人一人の個性が歌に表われるので、同じ歌でも聴いていて飽きない」とその魅力を説明する。
 第十六回、第十八回の江差追分ブラジル大会で支部代表として選ばれた会田郁子さん(婦人部長)は、「江差追分は奥が深く、一度始めたら楽しくてやめられない」と語り、「もっとみんなに挑戦してもらいたい」と期待する。
 道南口説節は三味線に合わせて歌われ、軽快なリズムを伴う民謡。同コンクールには、約五十人の参加が予定される。
 昼食には弁当も用意される。
 石川支部長と会田婦人部長は、「今年は設立二十周年にあたるので盛大に行いたい。興味がある方はぜひ聞きに来て下さい」と来場を呼びかけた。

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