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憩の園=大人気の慈善バザー=好天、1万5千人で賑わう

ニッケイ新聞 2009年8月19日付け

 救済会(吉岡黎明会長)による恒例の「憩の園慈善バザー」が十六日午前九時から、グァルーリョス市の同園内で行われた。今年で三十五回目。雲ひとつない好天に恵まれ、一万五千人が訪れる賑わいを見せた。
 当日はサンパウロ市リベルダーデからも無料バスが運行された。園内では木陰で休む人や、芝生で寝転がる人もおり、家族連れが目立った。車椅子に乗った入居者が園内を散策する姿も見られ、穏やかな一日となった。
 大部一秋在聖総領事、飯星ワルテル下議、羽藤ジョージ市議、グァルーリョス市のエドゥアルド・カメイ・ユキサキ市議、文協の木多喜八郎会長、など多数の来賓が来場。正午からの開会式では秋村寿治実行委員長(同園理事)の開会あいさつに続き、ウィリアン・ウー下議代理の関谷ロベルト氏、県連の与儀昭雄会長が祝辞を述べた。
 バザーは衣類や米などの食料品など、七十五の屋台が軒を連ねた。また、この他ヤキソバやカレー、あんみつなどの日本食も販売された。
 同園開設五十周年を記念して昨年七月に完成した「宮腰千葉太多目的ホール」では、盆踊りや合気道演武、平田ジョー歌手や、来伯していた中平マリコ歌手の歌謡ショーなどの催しが行われた。最後に、パウロ小林インスティトゥートの小林ヴィットル代表から吉岡会長、相田祐弘第一副会長、小下和代園長に寄付金が手渡され、バザーは終了した。
 吉岡会長は「昔と違い派手になったが、スポンサーやボランティアの協力で良いイベントとなりました」と語った。

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