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正派筝の会=日本から副家元ら迎え=30日に「筝曲演奏会」

ニッケイ新聞 2009年8月25日付け

 正派ブラジル筝の会(北原民江代表)は、日本から正派邦楽会の副家元中島一子、奥田雅楽之一、角井雅楽伎氏ら五氏を迎え、三十日午前十一時半からサンパウロ市文化センター(ベルゲイロ街1000)で「筝曲演奏会」を開催する。案内のために、北原代表と福島清美さん、福島美佐子さんが来社した。
 今年創立二十八年を迎えた同会は現在、非日系人六人を含む三十人の会員を有す。日本から家元を迎えて合同演奏会を開いたのは十四年前。今回は、家元の娘である中島副家元と孫の奥田氏の初来伯公演となる。
 筝、三弦、尺八のほか、中国の楽器胡弓の演奏を披露する。近年、日本ではさまざまな音楽に楽器として取り入れられ普及している胡弓だが、「ブラジルでは珍しく、演奏者の奥田氏も二十九歳の若さで素晴らしい腕前」と北原代表。
 「しっかり稽古に励んでいます。ぜひ聞いて欲しい」と来場を呼びかけている。
 演奏は約一時間半。入場無料。会場はテアトロ・ジャルデル・フィーリョ、開演前に整理券を配布する。問い合わせは11・8417・7016(北原会長)又は9217・0250(福島清美さん)まで。

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