コラム　オーリャ！

ニッケイ新聞　２００９年１１月５日付け

　タボン、ピラジュサーラ、イタペセリカ文協が共同で開催する「第一回友祭り」。３文協ともに毎月のように行事を開催しており、かなり活発な方の日系団体だ。
　特に今回指揮を執るタボン文協は約８０年の歴史を持ちつつ、運動会や芸能祭などを盛んに開催し、本紙の紙面も賑わしている。それでも同地出身者で、職場・住居をサンパウロ市などに移している例は珍しくない。それゆえ、今は会活動が盛んであっても「このままにしておくと先細り」（関係者）という心配もあるとか。
　最近は県人会などで幾つかが集まって共同開催する催しが増えているだけに、今回の３つの文協が集まって一つのイベントという発想はうなずけるものがある。
　コロニアの後継者、存続問題は既に耳にタコが出来るほど。「３人寄れば文殊の知恵」となるか。今後も注目していきたい取り組みだ。（仙）