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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2009年11月10日付け

 「Natal na favela: Papai Noel distraido Errou o endereco!(ファヴェーラでのクリスマス、サンタクロースがうっかり住所を間違えた)」。こんな季節感溢れる句に出会ったのは、グレミオHAICAIイペ・グループの交流会。
 ポ語俳句でも発音すると、音節で区切れ5・7・5の形式で聞こえる。「―」「!」など記号が用いられるほか、1つの作品に2回「・(句点)」が使用されるなど、日本のそれとは約束事が異なるよう。
 代表的な夏の季語は「Carnaval」や「Natal」「Sorvete」などで、静かな趣がある日本の俳句に比べ、華やかな雰囲気が伝わってくる。
 一般社会への指導で有名なのは増田恒河さんだ。子供たちが素直にポ語俳句に気持ちを託しているのをみて、これも101周年目の成果だと目を見張った。(裕)

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