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独自の健康法を提案=アニューグランプリ=優勝はビスカイアさん

ニッケイ新聞 2009年11月12日付け

 第3回アニューグランプリ・ブラジル大会が10月18日午後にサンパウロ市の客家センターで行われ、約1千人が詰めかけ、13人の健康体験に熱心に耳をかたむけた。日本の地方大会優勝者5人を含め、約20人が来伯した。
 心響太鼓が開会を盛大に盛り上げると、福本利道ブラジル社長がポ語で同社38年の歴史を振り返り、「この感動を共有しましょう」と呼びかけた。続いて昨年の優勝者のパウラ・フェレイラ・カンポスさんが副賞として訪日した時のことを「思いだすだけで涙が出るほど素晴らしい経験だった。一生の思い出です」と語り、発売されたばかりの新商品デトリアの試し心地を「5キロも体重減った」と説明すると大きな拍手が送られた。
 続いて日本の関東大会男性部門優勝者の木村昭宏さん(東京)が3年間のダイエット、禁煙経験を、東北大会の富田愛(めぐみ)さんが「私が私の身体を作っていると感じた」などと講演した。
 ブラジル大会には130人の応募があり、8カ所で地方予選が行われ、勝ち抜いた13人が発表した。ある中年ブラジル人女性は「40日間お通じがない時もあり、長い間便秘に苦しんできたが、2週間で効果がでてきた」などとの体験をのべた。
 関東大会優勝者の川畑美帆さんは「ブラジルのみなさんの発表を聞いて感動している」、北海道大会の工藤光子さんも「ブラジル大会は大らかでとてもパワーを感じる」などと感想をのべた。
 今大会優勝は、牛乳と肉を絶った他、テレビを見ないで子供との団らんを重視するなどの、食だけでなく生活全体を変えて1年で14キロやせた体験を語ったエロイザ・ガプマイヤー・ビスカイアさん(パラナ州クリチーバ代表)に決まった。
 最後に、このために来伯した橋本幸雄名誉審査委員長(東京本社会長)は「死ぬまで元気で、自分の世話が出来る。そのための研究がアニュー運動です」と語り、優勝者に賛辞を送った。王冠とマント、花束を受け取ったビスカイアさんは「自分の健康法が認められて嬉しい」と受賞の喜びを語った。エルビス・プレスリーのそっくりさんのエルデル・モレイラさんのショーが行われ、賑やかに大会は終わった。

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