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マユーリ学園=「少し逞しくなった」=モジで芋ひろい満喫

ニッケイ新聞 2009年11月12日付け

 ブラジル別院南米本願寺(東本願寺)のマユーリ学園は10月17日、恒例の「芋ひろい」をモジ・ダス・クルーゼス市のピンドラーマの芋畑で行った。
 芋畑は、同地で農場を営んでいる門徒の竹本興平次(よへじ)さんと知り合いの長谷川大(ひろし)さんが、数十年に亘り場所を提供している。
 幼稚園児、日本語学校の子供や父兄、同寺の彼岸法要でのバザーの手伝いをした46人が参加した。
 昔、参加した子供が自分の子供を連れてくるほどの歴史を持っている同行事。当日はあいにく、この行事始まって以来の大雨に。途中、バス内が雨漏りしたり、田舎の泥道にはまったりしたが、竹本さんの農園のトラクターが駆けつけ助け出した。雨にも子供たちは大喜びで、笑い飛ばした。
 竹本さん宅で仏壇に参った後に、長谷川さんの農場へ移動。広い作物保管所で皆が持ち寄ったご飯を食べた。屋内に敷かれたシートには芋が並べられ、子供たちは芋ひろいの体験をし、大喜びの様子だった。
 同寺関係者は、「大雨でしかもたった一日の田舎での経験でしたが、子供たちにとってはいい思い出になったかと思います」と感想を語り、「少し逞しくなったかも」とも一言。

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