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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2010年1月7日付け

 行け行け同胞海越えて―「一度皆さんと一緒に歌ってみたかった。大変感動しました」
 1月1日の新年祝賀会。大部一秋在聖総領事はあいさつの冒頭、前日行なわれたリベルダーデ餅つき祭りの式典で歌った「渡伯同胞送別の歌」への思いを述べていた。
 そのあいさつを聞き、「船の中で、父が歌っていたのを今でも覚えている」と語ってくれたのは大原千代子さん。
 記者が持っていた歌詞を見て、「初めて歌詞を目にしました」と感激していた。2005年にNHKで放送された「ハルとナツ」で耳にしていた曲、記者も大原さんの隣で歌詞に見入った。
 3番の歌詞「強き腕(かいな)に愛国の 血しほを秘めてほほ笑める」に当時の移民の勇ましい姿を思い浮かべながら、新年を迎え決意を新たにした日系社会にエールを送った。  (裕)

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