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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2010年1月8日付け

 埼玉県人会(飯島秀昭会長)が母県で開催された二つの祭りの会場にブラジルや県人会活動を紹介するブースを出した(本紙6日付け7面)と聞き、この手があったか、と膝を打った。
 踊りの愛好会などが本場日本でブラジル代表として参加することはままあるが、県人会が主体になったこうした例は、寡聞にして知らない。
 発端は、08年にあった「県人会創立50周年・県人移住90周年式典」で来伯した日伯友好議連の県議と意気投合したことからだとか。
 在日ブラジル大使館、JICA、エンブラエルも支援、五輪効果か市民の関心も高く、地元ブラキチや日系人も心意気で手伝ったようだ。
 今年は13県人会が節目を迎え、母県から慶祝団が来伯を予定する。
 式典だけに終わらせず、次世代と母県が繋がるきっかけ作りに期待したいところだ。 (剛)

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