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長野県=異文化への理解深めて=上田で「子ども外国語教室」

ニッケイ新聞 2010年1月15日付け

 【信濃毎日新聞】長野県上田市の塩田公民館は9日、四つの外国語を学ぶ「子ども外国語教室」(全4回)を同公民館で開いた。子どもたちに異文化への理解を深めてもらおうと初めて企画。第1回のこの日は、市内の小中学生や地域の住民ら約20人がポルトガル語を学んだ。
 市内在住でブラジル出身の坂口マリソさん(39)が講師を務めた。参加者は「オブリガード(ありがとう)」などポルトガル語のあいさつや、数の数え方などを教わった。その後、ポルトガル語で自分の年齢を一人ずつ発表。自分の好きな果物や色、将来なりたい職業を坂口さんにポルトガル語で書いてもらった。
 同市南小学校5年の白倉麻衣さん(10)は「難しかったけれど、自分の年齢の発音を覚えることができて良かった」と話していた。
 同教室では今後、中国語やスペイン語、韓国語について、各言語を母国語とする市内在住者から学ぶ予定だ。

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