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リベルダーデ=「新年快樂」に15万人!=獅子舞、龍舞で旧正月祝う

ニッケイ新聞 2010年2月9日付け

 中国の旧正月(春節)を祝うイベント『第5回新年快樂(Festa do Ano Novo Chines)』が6、7日リベルダーデ広場で開催され、晴天の下約15万人が訪れた。ブラジル中国青年会議所主催。
 6日正午から行なわれた開会式には、ウィリアン・ウー連邦下議、神谷牛太郎市議、エイダ・リー市議らが出席、ショーや風船の打ち上げで華やかに開幕した。
 パルコでは獅子舞、龍舞、カンフー、チャイナドレスのファッションショー、ポップスやコーラスの発表が続き、盛り上がりを見せた。
 打楽器の演奏にあわせ、獅子舞がガルボン・ブエノ街やエストゥダンテ街を練り歩き、通行人の注目を集めた。干支の寅をあしらった商品が人気を呼び、通りには赤い中国の笠を被った人が多く溢れた。
 大阪橋には中華料理の屋台が並び、ごま団子や肉まんなどを販売。
 息子ヴィニシウス君(9)と初めて同祭を訪れたハタジマ・ルイスさん(60、二世)は、「中華がおいしいね。同じアジアでもダンスや舞踊、日本の物と全く違うから、興味深い」と笑顔。
 中国語学校・MANDARIMは無料の中国語、風水、瞑想教室を開催、多くの来場者が中国文化に親しんだ。
 ジョルジ・シェンさん(46、台湾一世)は、毎年家族と共に訪れる。 「文化を紹介する良い機会。中国系コミュニティの活動を知ってもらえれば」と話していた。
 閉会式では同祭実行委員長のジャケリーネ・フアンさんが「今年も良い年になりますように」とあいさつ、中国語のカウントダウンで新年を祝い、締め括った。

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