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東洋人狙う強盗団=侵入した日系人宅で逮捕

ニッケイ新聞 2010年2月27日付け

 25日午前4時半頃、東洋人の住居を狙って強奪を繰り返していた強盗団「モオカ・シャッパ・ケンチ」が、サンパウロ市東部のアーグア・ラーザ区で日系人の家宅に侵入したところ、通報で駆けつけた軍警によりついに逮捕された。
 ブラジルメディアによれば、強盗団は塀を乗り越え、ドアをこじ開けて家宅内に侵入。自宅にいた日系家族5人を台所にあった包丁で脅し、約1時間にわたり拘束した。
 一人がその場から脱走し通報、すぐさま軍警が駆けつけ、逃げようとしていた犯人5人を取り押さえた。
 一人が胸、腕、背中などを刺され、一人は頭を何度も殴られ、二人は近くの病院へと運ばれた。
 強盗団は、過去3年間で10回以上、東洋人の住居を狙った強盗を繰り返していた。犯人は、15~26歳でそのうち3人が未成年だった。

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