鹿児島実習生＝山下さんがピラールに＝「こどもたちと仲良く」

ニッケイ新聞　２０１０年３月１８日付け

　ブラジル鹿児島県人会（園田昭憲会長）の第２期鹿児島ブラジル実習生の山下まおりさん（２６、西之表市）が１５日着伯し、園田会長とともにあいさつに訪れた。
　初来伯となる山下さんは、「ブラジル独自の文化を知りたい。世界遺産を見て回りたい」と期待で胸を膨らませる。実習期間は１年。
　今月末からピラール・ド・スール日本語学校で教師を務める。小学２年生を受け持つ予定だ。
　学学時代、中国で留学経験がある山下さんは、「外国人に接し日本語を教えるおもしろさを実感してから、日本語教師になる夢があった」と実習への熱意を語り、「子供たちと仲良くやっていきたい」と笑顔を見せた。
　園田会長は、「ブラジルのいい所を知ることで、鹿児島のいい所も見直す機会になれば」と激励した。