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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2010年3月26日付け

 コロニア御三家―その威光には、陰りが見えるようだが、文協、援協、県連ということでおさまっている。
 今がシーズンの総会や会合などで興味深いのは、日本語、ポルトガル語のどちらがより使われているかということだ。
 県連は言うまでもないが、援協の日本語率も高い。一世会員、役員の存在感、力があるということの証左だろう。
 先日の援協総会では、森口イナシオ会長の高齢一世を慮った司会ぶりが印象的だった。
 翻って文協で言えば、ポ語。そのうえ、一世の意見はほぼ無視される状態にある。
 いい例が先般の美空ひばりコンサートだ。一世の意見を無視して強行。資金が集まらず、白紙というお粗末な結果に終わっている。
 日本文化を伝えるというのだから、もう少し一世が幅を利かせてもいいと思うのだが…。(剛)

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