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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2010年4月10日付け

 18歳で経済危機の犠牲者となり帰伯したチアゴさん。(本日7面トップ記事)話しているとこちらが元気をもらうほどの明るさで、向上心が強い。知人の日本人は、デカセギ子弟の中で彼のように「仲間に恵まれ真っ直ぐ育つタイプは稀」。
 高校中退せざるを得なかった自らの苦境に対し、誰を責めるでもない。だが、家族を置いてでも日本に戻りたい―という強い自立心は、デカセギである親への不甲斐なさ、振り回されたくないという心理が働いているからゆえだろう。
 「映画の翻訳者になりたい」という夢は、資本経済に大きく揺さぶられながらも、軌道修正をしつつ確実に前に進んでいるようだ。
 しかし、帰伯者7万人といわれる中の何割かがチアゴさんのような就学期にある未成年だと考えると、彼らの行く末を案じずにはいられない。(親)

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