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ドミンゴコンサート=矢崎愛ピアノリサイタル=「日系社会へ感謝を込め」

ニッケイ新聞 2010年6月29日付け

 ブラジル日本文化福祉協会音楽委員会(本田ジュリア委員長)は7月4日午前11時から文協小講堂(R. Sao Joaquim, 381)で「第48回文協ドミンゴコンサート」を開催する。
 今回出演するのは、日本とブラジルで音楽を学び、サンパウロ市を中心に数多くのライブハウスやコンサートホールで演奏を行う矢崎さん。「矢崎愛ピアノリサイタル」として、H・ヴィラ・ロボス「フェスタ・ノ・セルタォン」、F・ショパン「幻想即興曲」、奥村一「江戸子守唄」などのピアノ独奏。ブラジルヴィブラフォンの第一人者アンドレ・ジュアレスさんをゲストに迎えての、ピアノ、ヴィブラフォンの共演もある。
 ヴィブラフォンは打楽器の鉄琴の一種で、ドミンゴコンサートには初出演。「甘く響き渡る幻想的な音がする。あまり耳にする機会がない音をぜひ聞いて欲しい」と羽田宗義・文協音楽委員会副委員長は話し、来場を呼びかける。
 関係者と共に来社した矢崎さんは、「こうやってブラジルで活動を続けられるのは日系社会があるから。そんな感謝の思いも込めて演奏したい」と本番へ向けての意気込みを語った。
 入場無料だが、主催者は1キロの保存の効く食料の持参を呼びかけている。

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