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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2010年9月25日付け

 今週末からサンパウロ市イビラプエラ公園で一般公開される第29回ビエンナーレ現代アート展。「アートと政治」をテーマにした今回は、物議をかもす作品も出ている。
 直前の22日、ロベルト・ジャコビィ氏の作品は会場から運び出された。それは、ブラジル選挙戦を取り上げた大統領選候補者の巨大な写真パネルで、表現の自由を謳う主催者側でも選挙法への違反を懸念した措置だったようだ。
 一方、ブラジル弁護士会から暴力的だと批判を受けていたジル・ヴィセンテ氏の、同氏本人がルーラ大統領やカルドーゾ元大統領の殺害現場を描くデッサンがこのまま出展に持ち込まれるというのは、関心を呼びそうだ。
 非難を受けたジャコビイ氏の「アートは物議をかもしてこそ。芸術家にとって最高の反応」との言葉も鮮烈だが、芸術から社会を考える良い機会にしてみては。(裕)

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