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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2010年9月30日付け

 先週末、約20カ国のコロニアが出場した国際民族舞踊祭では、一挙に多くの伝統舞踊を見た。
 レプレーザ連の阿波踊りの音頭には自然と体が反応。やはり自分は日本人であるなと思い、来場者の日系人には「やっぱり日本のものが一番」と話す人も。
 だが恐らく他の子孫も「わが国が一番」と思っていることだろう。それでいいと思う。誇れる文化が受け継がれていることはすばらしい。
 舞台上の子孫たちも舞踊を通じ、自身の存在を誇示しているかのように見えた。
 「異なった文化を認めることが平和、自由に繋がる」という林アンドレ委員長の閉会の言葉に、開催の意義が表される。
 自身と相手を再認識する機会となる同祭は来年で40回。それが日系人によって守られている事自体もまた、誇らしいものだ。(秀)

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