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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2010年10月27日付け

 ふるさと巡りの取材で初めてボリビアを訪れた。約8割が転出したというオキナワ移住地。旅行に元入植者はいなかったが、夫人や高校の同級生が入ったという人がいた。それぞれ家族などに会い近況を話したそうだ。「皆さん苦労した」、南マ州から参加した一世はしみじみ語る。
 当日の昼食には、同地では高価というエビフライの他、沖縄風のソーキ(豚)や吸い物なども。「久しぶりに沖縄の料理を食べた」と、同県出身のJICAシニア与古田さんも驚いた様子。故郷への思いが表れているように思った。
 出た人も残った人も、それぞれの半世紀を経て今がある。初期の時代は色んな葛藤があったろうが、今のオキナワは安定の喜びを味わっているように見えた。「出た人は成功したし、残った人は出た人の土地をもらって今がある。どちらも良かったんじゃないか」、同地の役員が話した言葉が印象に残った。(ま)

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