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広島=在外被爆者が初めて提訴=森田氏、原爆症認定求め

ニッケイ新聞 2010年11月13日付け

 【共同】広島で被爆したブラジル在住の森田隆さん(86)が12日、原爆症認定申請の却下処分取り消しと慰謝料など計300万円を国に求める訴えを広島地裁に起こした。弁護団によると、原爆症認定をめぐり在外被爆者が提訴するのは初めて。
 訴状などによると、森田さんは21歳の時、広島の爆心地から約1・3キロの地点で被爆し、1956年にブラジルに移住した。2008年4月に原爆症認定基準が緩和された後、来日して心筋梗塞で広島県に認定申請したが、今年5月に「放射能の起因性が認められない」として却下された。
 ブラジル被爆者平和協会の会長を務める森田さんは「母国を訴えることになり非常に残念。世界のどこにいても被爆者は同じ。日本と同じように扱ってほしい」と話した。
 在外被爆者は、以前は日本を訪れ原爆症認定を申請しなければならなかったが、今年4月から居住国の日本公館などで手続きが可能になった。

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