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■新たな気持ちで邁進=ブラジル日本文化福祉協会=会長 木多喜八郎

特集 2010年新年号

ニッケイ新聞 2011年1月1日付け

 皆様あけましておめでとうございます。旧年中はブラジル日本文化福祉協会に対しまして温かいご理解ご協力を頂きまして誠にありがとうございました。皆様のご期待に沿うよう理事会はじめ関係者一同、新たな気持ちで邁進してゆく所存でございますので、本年も引続きまして一層のご支援を頂きたくお願い申上げます。
 今年はブラジル初の女性の大統領も誕生し、新しい政策、ブリックスのリーダーたる国の方針も決まってくる期待の持てる年になりそうです。これにあやかって当協会の活動にも更に多くの女性の参加が期待できるのではと胸を膨らませております。
 昨年、当協会創立55周年記念式典、記念事業も滞りなく実施できましたのも皆様のご支援の賜物と深く感謝いたしております。
 一昨年に11代目の会長を仰せつかり、この2年誠心誠意、無我夢中で文協の運営に努めてまいりました。
 当協会の本来の目的、主旨を改めて噛み締めてみますとやるべきこと、やらねばならないことが山積し、未だ努力が足らぬと反省することしきりでございます。
 今年も引続き会長として、また日系諸団体の長として更に大きな将来の夢を描いて、皆様とともに歩んでまいりたいと、新年を迎えて新たな決意をしたところでございます。
 昨年の評議員会定期総会でも提案したことですが、現在活動している各委員会に自主性をもたせ、ある程度の権限を委譲し独立的運営を行う事によって、若い人たちが積極的に参画できる委員会が存続できるのではないかと考えております。
 大鉈を振るって当協会を改革することも大事ですが、日々活動を続けている委員会に小さなメスを入れ活性化を図ってゆきたいと考えております。
 このことが当協会の直面している課題の一つである、魅力ある文協作りが出来、会員の減少傾向に歯止めが掛かるものと期待しております。
 末筆となりましたが愛読者の皆様のご健勝と、ニッケイ新聞社の更なるご発展を衷心よりお祈り申上げ年頭の挨拶と致します。
2011年1月1日

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