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ニッケイ新聞 2011年2月24日付け

 様々な文化講座で賑わう鳥取交流センター。地域住民との交流を目的としたフェスタ・ジュニーナも人気が高く、会館前の通りが一杯になるほどの盛況だという。郷土芸能の傘踊りもサンパウロ市ほか、サルト、レシフェ、パラグアイのアスンシオンなどで披露、7月には鳥取市の交流団が県連日本祭りに参加するなど変わらず活発だ。その一方、同センターの建物も築16年目となり、壁や雨漏りの補修などの費用が増えているのが悩みの種。同会は2012年に創立65周年。総会で本橋会長は、関連記念行事の実施とあわせ、今後は日本語教室、会議室や宿泊施設などの建て増しについても検討する考えを示していた。
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 7年ぶりに東洋街のグリセリオのフェイラでの買い物を復活したら、売り子から「シナ」とか「ニイハオ」と呼びかけられることが多くなった。よく見れば、買う側には若い東洋系の夫婦が多く、その大半は中国系のようだ。その夫婦の買う量が凄い。育ち盛りの子供が5人はいるんじゃないかというぐらい山盛り買っていく人も。これならフェイランテにとってはお得意様に違いない。先日の中国新年の折りには、祭太鼓を従えた中国獅子舞の一団が中国系商店やレストランを巡って寄進を貰うほのぼのとした光景も。若い東洋系がリベルダーデを闊歩する姿は悪くないが、中華料理店の激増に比例して路上放置ゴミ問題なども深刻化したように見えるが・・・。

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