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希望の家=上村理事長が再選=念願の救急車購入叶う

ニッケイ新聞 2011年5月10日付け

 社会福祉法人希望の家福祉協会は3月29日の定期総会で役員改選を行い、上村恵ジャイロ理事長(55、二世)が再選された。
 イタクアケセツーバの同施設の入居者は現在81人。上村理事長と来社した大野孔三副会長によれば、月の運営費は20万レアルに上る。父兄の負担や一般会員の寄付に加え、ゴルフやカラオケ、9月の緑の祭典などのイベントで賄っている。中でも現在約300人の一般会員を増やすことが課題だという。大野副理事長は「今回は29人の理事の11人が入れ替わった。新しい人が入ることで新しい考えも生まれると思う」と期待を表す。
 同会では昨年末に開かれた慈善夕食会で集まった資金などを元に、「開所以来の念願だった」救急車も購入した。6月5日に行う牛の丸焼き会で披露する予定だ。
 二期目となる上村理事長は、「最初の一年は挨拶周りなどであっという間に過ぎ、ようやくプロジェクトが軌道に乗り始めた。これから始まるという気持ち。新しい計画を立て頑張っていきたい」と新たな任期に向けた意気込みを表した。
     ◎
 理事長=上村恵ジャイロ、第1副理事長=大野孔三、第2同=中村正義マリオ、第3同=上原テリオ、第4同=畑中ジャニー、第5同=上村忠正ロベルト、専任理事=平山秀夫イナシオ、第1書記=小渡良俊ニバウド、第2同=鴨井春海ルーベンス、第1会計=ラウロ・ロベルト・シモンエス・マイア、第2同=三浦英二レナット。名誉理事長=木多喜八郎。ほか理事29人。(任期2年)

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