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宮下和夫・響ファミリー=豪華キャストで堂々公演!=サンパウロ市22日、当日券あり

ニッケイ新聞 2011年5月20日付け

 レジストロ(20日)、サンパウロ市(22日)、マリンガ(23日)の3都市で開催される慈善公演『ふるさと、再び』に出演するピアニスト宮下和夫さん、響ファミリーの響彬斗、一真さんが19日午前、サンパウロ市内のホテルで記者会見し、舞台への意気込みを語った。
 宮下さんは、08年にサンパウロ市であった京都文化フェアで公演したさい、本公演をプロデュース、司会も務める藤瀬圭子さんと知己を得たことから09年に援協創立50周年チャリティーショーで再来伯、今回が3回目となる。
 公演のテーマ『ふるさと、再び』は、震災直後、復興を祈って書き上げた曲の題名だ。
 「朝日は昇る、日本や世界が祈っている、皆でふるさとを造ろうという思いを込めた」と語る。
 ブラジル人ピアニスト、シルヴィアさんと、滝廉太郎、エルネスト・ナザレー、自作の曲を〃日伯合奏〃するほか、尺八奏者のシェン・リベイロ氏、琴演奏家の北原民江さん、コロニア歌手らと共にステージに立つ。
 宮下さんは会見で「色んな人と共演できる機会が実現するなんて」と嬉しそうな表情を見せた。
 響ファミリーの彬斗さんは、今月4日に誕生日を迎えた。「三十路になっての初舞台はブラジル」と〃故郷〃での節目を喜ぶ。「花魁ショー、踊り、歌もあるステージです」と共演する弟の一真さん、舞踊家、舞扇鞠菊さんとやる気の笑顔を見せた。
 震災発生時、岩手県のホテルで津波に遭遇、すんでの判断で一命を取り留めた。
 「おにぎりをくれた人、車を貸してくれた人、みなさんの優しさに救われた。みんなに笑顔になってほしい。一生懸命踊ります」と復興の思いも込める。帰国後は、慈善公演で各地を回るという。
 藤瀬さんは、「当日券もご用意しています。週末のひと時を楽しく過ごしましょう」と来場を呼びかけている。
 公演に関する問い合わせは藤瀬圭子プロダクション(11・3207・6626)まで。
     ◎
 なお、21日午後8時から、同じく文協大講堂で平成学園(浜崎クラウジア園長)の生徒らが宮下さんの伴奏で「ふるさと」を歌う特別公演も開催される。
 22日同様、響ファミリーショーも楽しめ、一般来場を受け付ける。当日券あり。
 詳しくは平成学園(11・2239・5770)まで。

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