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デカセギ関係3団体が=初の合同研修会を開催=28日

ニッケイ新聞 2011年5月20日付け

 訪日・帰伯した日系ブラジル人を支援する「国外就労者情報援護センター(CIATE)」「文化教育連帯学会(ISEC)」「帰国労働者情報支援センター(NIATRE)」の3団体が合同で、28日午後2時から帰伯したブラジル人労働者向け研修会をCIATE事務所(R. Sao Joaquim,381、1階)で開催する。浅野嘉之CIATE専務理事と、ISEC、NIATRE両団体の会長を務める吉岡黎明氏が案内に訪れた。
 当日はCIATE理事長の二宮正人弁護士が経済危機に直面する在日ブラジル人の現状について講演するほか、帰伯子弟にポルトガル語を教える酒井讃子氏が教育問題について、吉岡氏がISECとNIATREの活動について、トヨタ・メルコスール人事部長の中津川ミノル・マルコス氏が伯労働市場で日本の労働経験を生かす方法についてそれぞれ講演する。
 CIATEでは定期的に講演・研修会を開いているが、3団体が合同で行うのは初めて。浅野専務理事は、1月に伯労働省との提携でNIATREが開所したことで、「訪日する人、帰伯する人をトータルに世話することができるようになった」と話し、今後の活動連携にも前向きな姿勢を見せた。
 入場無料。講演はポルトガル語のみで、午後6時ごろ終了予定。
 問い合わせはCIATE(11・3207・9014)まで。

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