自民党＝被災者支援コンサート＝井上祐見や高木社長も出演

ニッケイ新聞　２０１１年６月１７日付け

　【東京支社＝藤崎康夫支社長】自由民主党主催、音楽を通してチャリティー支援を行っている社団法人日本歌手協会の協力で東日本巨大地震・津波災害支援の「絆コンサート」が１１日午後２時から開催され、会場である自由民主党本部（東京都千代田区永田町）８階ホールは被災者たちも含め満席となった。
　３月１１日午後２時４６分、Ｍ９・０という未曾有の巨大地震は、東北地方を中心に甚大な被害をもたらした。その不自由な避難生活を送っている被災者を招いてのコンサートであった。
　主催者である自民党の谷垣禎一総裁は、「地震・津波に加え原発災害を受けた日本の、作り直しが出来るかどうかということが一番肝心なことだと私たちは思います。日本は頑張ってよくなったのだと、次の世代に伝える責任があります。そして被災者と全国の支援者を繋ぎ、支援に全力を尽くす覚悟です」との決意が語られた。
　被災者たちを励ますコンサートは、三原じゅん子参議院議員の総合司会で進められ、ブラジルへのネット配信がされることが伝えられた。
　ブラジルに馴染み深い歌手の井上祐見も出演し、来日中であった本社高木ラウル社長も舞台に立ち、日伯の絆について語った。