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岡山県人会=収益で会館改修目指す=桃太郎フェイジョアーダ

ニッケイ新聞 2011年7月2日付け

 岡山県人会(根岸健三会長)が主催する第7回桃太郎フェイジョアーダ会が18日昼、サンパウロ市の同会館で行われ、約300人が訪れた。現在の名称の前にも通常の会を8回やっているので通算すれば15回、同会が誇る伝統行事だ。
 モジ市在住で会長6年目の根岸さん(70、二世)は、「今回も婦人部が頑張ってくれている。これで会館を改修する費用を捻出したい。今は二階に台所があるので、これを地階に移転する予定です。何とか今年中に工事を始めたい」との抱負を語った。また、森西カルロス副会長(55、二世)も「脂を落として日本人向けにしてますから好評です」という。
 婦人部の元部長、岡美恵子さん(64、岡山)は「毎年300人分作って全部売り切れます。婦人部も多いときは50人もいたが、今はだいたい20人ぐらい。伝統行事だから私たちが頑張らないと」と慌しそうに語った。松酒喜美子副部長(78、岡山)も「みんな呼んでもなかなか出てこなくなった。何とかして続けていかないと」との意気込んだ。
 会場に来ていた楓井(かいでい)マリ子さん(75、二世)は「毎年食べに来ている。ここでみんなと顔を合わせるのが楽しみ」と微笑んだ。

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