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聖西日語教育連合会=生徒らが憩の園を訪問=コロニア史への理解深め

ニッケイ新聞 2011年8月26日付け

 今年で創立40周年を迎えた聖西日本語教育連合会(佐藤吉洸会長)は、記念行事の一環として先月3日に憩の園を訪問し、入園者たちと交流を行なった。日系社会の実態や日本移民が歩んできた道を学ぶことで人間性豊かな人造りを目指すことが目的で、6校から8〜16歳の生徒38人、教師や役員も含め56人が参加した。
 「日本語生徒による大型訪問団は久しぶり」と、吉岡黎明会長や職員らが温かく歓迎する中、生徒たちは全介護者専用棟を訪ね、「いつから入園しましたか」「昔はどんな仕事をしていたんですか」など、たどたどしい日本語ながらも積極的に話しかけ、「自分の曾孫のよう」と入園者たちは大いに喜び会話を楽しんだ。
 昼食時には、入園者らが入植当時の苦労を熱心に話したり、自分が作った和歌や俳句を見せたりと、大食堂で和やかに親睦を深めた。
 食事後は、講堂で「春が来た」や「ふるさと」などなつかしい唱歌を元気いっぱい合唱したり、全員輪になって炭坑節を踊ったりと、会場は大いに盛り上がった。
 また、「入園者数は99人で約半数が24時間全介護者、職員はほぼ同数の約100人。運営費用の60%は有志の協力で賄われている」など同園の活動状況の説明や、日系社会を支える主要団体であるにも関わらず、「時代の変化と共に協力者が減り、運営のため関係者たちは日夜努力している」という苦しい現状も語られ、教師や上級生たちは頷きながら真剣に耳を傾けた。
 国井精名誉会長は、「生徒たちにとても良い思い出ができました。いつまでもお元気で長生きして下さい」と感謝の気持ちを述べ、連合会や生徒、教師らが集めた食料品と衛生用品が寄贈された。
 充実した時間を過ごした生徒と入園者たちは、「また必ず会おう」と泣きながら約束を交わし、手を握り合って別れを交わした。
 生徒たちは更にブラジル日本移民史料館も見学、移民の歴史について理解を深めた。

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